描いたあとで直せる。それだけで、デザインは怖くなくなる。
The Affinity Designer Instant Professional(はじめてのアフィニティ・デザイナー)
桑原 明 ・ Kindle版
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INTROどんな本か
ソフトの解説書は、だいたい画面から古くなる。この本も相手は2016年のMac版なので、メニューの位置もボタンの名前も、今とはたぶん違います。
それでも俺がこの本を推すのは、芯が操作手順じゃないからです。元を壊さず、後から直せる作りで描け。全編、ほぼこの一点を手を変え品を変え教えてくる。
まえがきの動機がまっすぐでいい。長年の定番ペイント系ソフトがクラウドの月額販売だけになって、ベクターもビットマップも扱える代わりを探したら、Affinity Designerに行き着いた。後発のぶん速くて、機能も十分で、画面も日本語化済み。なのに日本語の解説書がない。じゃあ書く、と。
著者の桑原明さんは、博報堂で広告アートディレクターなどを務め、有限会社ゲームインデックス・ドット・ネットの代表でもある人。本書の装丁も版下も、このソフトだけで作ったそうです。使い倒してから書いてる人の本は、説明に迷いがない。
俺は大学を出てからの4年、化粧品のパッケージデザインとブランディングをやっていた人間です。しかも自他共に認める機材好き。こういう道具の本は、放っておけない。笑
もうひとつ、個人的に引っかかる話があります。2021年に書いた「ワクワクを失わないように」で、パソコンに詳しくなるにはどのソフトを覚えればいいか、と学生に聞かれて、目的を決めてそれを実現できるソフトを使え、と正論で返して後悔した話をしました。
この本は、あのときの俺へのちょうどいい答えになってる。ソフトは使って覚えるのが一番だから、全編チュートリアル形式。第2章でいきなり表紙風の作品を1枚、最後まで作らせる。正しい選び方より先に、作る楽しさを渡してくる順番です。
中身はちゃんと実務寄り。ベクター(座標と線を計算で描く)とビットマップ(色の点の集まり)を、ペルソナの切り替えだけで行き来する。角は後から丸める。線の強弱は後からグラフで描き直す。写真の補正は後から弱める。全部、直す前提で道具が並んでいる。
これは便利機能の話じゃない。試行錯誤を前提にした設計の話だ。俺が2021年の連載「ゼロイチ」の回で書いた、失敗しながら進む、という話を、道具の側が引き受けてくれてる感じです。月額を避けて内製したい小さな会社の人にも、ベクター系が初めての人にも、そこが効く。
画面は古い。でも、直しやすく作るという筋は古くならない。そこを拾いに読む本です。
CHAPTERS章ごとの中身
第1・2章まず1枚、表紙風の作品を通しで作る
第1章は、まず言葉の整理から。ベクターは座標と線を計算で描くもので、図形向き。ビットマップは色の点の集まりで、写真の階調向き。本書のソフトは前者をDraw Persona、後者をPixel Personaとして、同じ画面のままボタン一つで道具箱ごと切り替えます。
で、第2章のクイックツアーでいきなり実戦。A5縦の表紙風の作品を1枚、最後まで作りながら主要機能を一巡する構成です。
流れはこう。既存ファイルはアプリのアイコンにドロップすれば開く。JPEGなどは背景がロックされているので、解除してから編集。写真を配置したあと、用紙をA4横からA5縦へ途中で変える。移動ツール1本で、選択・移動・拡大縮小・回転・傾斜まで、四隅と辺のハンドルで済ませる。
ピクセル側に切り替えて範囲を選び、そこだけに「白黒」の調整をかけると、写真の一部だけがモノクロになる。色ごとの明るさはスライダーで追い込めます。
ドローに戻って円を描き、グラデーションで塗って線をなくす。それをボタン一つで「ドーナツ形」に変えて、穴の大きさを後からスライダーで変える。図形が数値の性質を持ち続ける、というのがこのソフトの肝です。
あとは三角形を足してカラーホイールで色を変え、複数選んで不透明度を下げて下の写真となじませる。文字を置いて、fxで外側のシャドウやエンボスを数値で付ける。保存形式は.afdesign。
全部覚えてから作る、じゃない。1枚作り切ってから、必要な章に戻る。この順番を最初の章で体に入れさせるのが上手いと、俺は思う。
第3章新規作成は用途から、色設定は入稿時だけ
新規作成の「種類」は、印刷/プレスレディ印刷/写真/Web/デバイスの5つ。選ぶと、用紙の候補がA判・写真判・画面解像度・iPhoneやiPadなどの端末サイズに切り替わる。用途から入れば、寸法と推奨設定が揃うわけです。
色の形式はRGB/グレー/CMYK/LABと、8bit・16bit。カラープロファイルは、同じデータでも機器によって色の見え方が違うのを揃えるための設定、と説明されます。
ここの線引きが潔い。一人で作業する、家庭用プリンタで刷る、Webに出す。そういうときは既定のままでいい。複数人で作業するときと、外部に入稿するときだけ、目的に合うものを選ぶ。初心者がいちばん固まるところを、先に切ってくれてる。
画面構成は、メニュー、ペルソナ切替、共通ツールバー、ツールごとに変わる設定バー、左のツール、中央の作業エリア、右の「スタジオ」。スタジオには色・ブラシ・レイヤー・文字・エフェクト・変形が並ぶ。画面がばらばらに表示されたら分離モードを外せ、という地味にありがたい注意もあります。
アートボードを使えば、1つのファイルに複数ページを並べて、A5を2枚、のように同時に作業できる。
設定は全部分かってから触るもの、と思ってる人ほど、ここで手が止まる。必要になるまで既定でいい、と言い切ってくれる入門書は、正直ありがたいです。
第4章ペン・コーナー・筆圧は後から直せる
ペンで直線を引くときは、線の色・種類・太さを先に決めてから点を置き、ダブルクリックで終える。曲線は、点を置くときにドラッグして方向線を出す、いわゆるベジェ。引いた線はノードツールで、後から点を足したり、角を直角や曲線に切り替えたりできます。
本書が「独特の便利な道具」と推すのがコーナーツール。描き終えた長方形の角を、後からドラッグで丸める。量はドラッグの長さで決まって、種類を切り替えると、内側にえぐれた角や直角に凹んだ角にもなる。
著者がいちばん熱く語ってるのが筆圧です。線の設定の「筆圧」ボタンで曲線グラフを出して、点を上下させる。山型なら細→太→細、谷型なら太→細→太。タブレットがなくても強弱が付けられて、描いた後でもグラフで描き直せる。タブレットがあれば、鉛筆やブラシで実際の筆圧を拾い、幅や不透明度の揺らぎ幅も設定できます。
鉛筆はドラッグの軌跡をそのまま線にして、ノードは自動で打たれる。ベクトルブラシは筆らしい質感を持ちながら、結果はベクターのまま。形も幅も後から変えられます。
ベクトル切り抜きは、配置した画像の8つのハンドルを引いて見せる範囲を絞る機能。元の画像は残っていて、枠の中で画像だけを動かせる。非破壊、というやつですね。
長方形と線では、実線・破線、太さ、破線の線と隙間の長さ(4つの数値)、線を図形の中央・内側・外側のどこに置くかまで選べる。数値の組み合わせで、一点鎖線のような線も作れます。
描いた瞬間に確定しない。これ、地味やけどめちゃくちゃ大きい。一発で決めなくていい道具は、手を動かす回数そのものを増やしてくれる。
第4章約20種の図形を、数値で変え続ける
三角形アイコンを長押しすると、約20種の図形メニューが出る。共通の考え方は、描いた後に上部バーのスライダーや、図形上の赤い点で形を変え続けられること。「カーブに変換」するまでは、数値で再編集できます。
調整項目がいちいち具体的です。ポリゴンは辺の数と辺のふくらみ(マイナスで内側にへこみ、+100%で円になる)。星形は頂点数、内径、角の丸み、カットアウト(大きいと放射線状)。矢印は軸の太さと、両端の形を個別に(矢じり・四角・丸)。
歯車は歯数、内径、軸穴、歯の大きさ、くぼみ、曲率で、曲率を上げると花形になる。クラウドはふくらみの数と内径で、内径を下げると花びら状。歯車がそのまま花になる、という作りは面白い。
吹き出しは、角丸の半径に加えて、しっぽの高さ・先端位置・付け根位置・幅・角度まで数値で決まる。ほかに、ひし形、ドーナツ、扇形、セグメント、三日月、涙形、ハートなど。
資料やバナーの吹き出し・矢印・歯車は、これで作っておくと後から比率を直せて使い回しやすい。俺的には、実務でいちばん元が取れるのはこの節だと思う。
第5章日本語の文字組は、手で順番に整える
文字の道具は2種類。1行の見出しやボタン名向けの「アーティスティック」と、枠に流し込む長文向けの「フレーム」。アーティスティックはクリックして打つだけ、フレームはドラッグで枠を作って入力し、枠の幅を変えると改行位置が変わります。
ここで本書は正直です。執筆時点では、日本語の禁則処理と縦組みに対応していない、と明記してる。で、だから使えない、では終わらない。手で整える手順を示してくる。
①全体の字間を一律に詰める(トラッキング)。②それでも目立つ特定の2文字の空きを、個別に詰める(カーニング)。③句読点が行頭に来たり行末からはみ出したりしたら、字詰めで手直しする。④枠の幅を変えて、単語の途中や「す。」で行が始まらないよう改行位置を整える。⑤行間を決める。
行間の目安は、文字サイズにその半分を足すくらい。24ptなら36pt前後です。ベタ組み(行間=文字サイズ)は読みにくく、24ptに30ptでもまだ窮屈、と並べて見せる。2行だけなら4分の1を足す程度。広げすぎると間延びするので、数字は出発点で、最後は目で決める、という立場です。
文字の縦横比の評価もはっきりしてる。平体は行のラインが強く出る代わりに、書体の美しさは落ちる。少しの長体は日本語に合う。極端な変形は避ける。テキスト全体を両端揃えにすれば、箱組みが四角く整います。
パス上の文字は、円やペンで描いた波線の上に文字を流せて、ノードツールで線を動かすと文字もついてくる。アウトライン化(カーブに変換)してグループ解除すれば1文字ずつ別レイヤーになって、塗りを透明にして輪郭だけにする、文字ごとに色を変える、といったロゴ的な加工ができる。
機能がないのを逆手に取って、組版の基礎を教える材料にしてる。あとがきで著者もそう書いてるけど、ここは本当にそう。ソフトが自動でやってくれることほど、人は中身を知らないまま使ってるので。
第6・7章図形の足し引き、エフェクト、ブラシ
第6章の図形の組み合わせは、追加・減算・交差・分割などの演算が基本。複雑な形を一から描かず、基本図形の足し引きで作る。整列は、複数選ぶとツールバーが整列用に変わって、上揃え・中央揃え・下揃えがワンクリックです。
反復複製が気持ちいい。複製(command+J)した直後に動かした「移動距離・大きさの変化・回転」を覚えて、次の複製に引き継ぐ。等間隔の柱、少しずつ高くなる棒、円形に並ぶ放射模様が、数回のキー操作でできる。円をぴったり閉じたいなら、360を割り切れる角度にする。
fxのレイヤーエフェクトは10種類。ガウスぼかし、外側・内側のシャドウ、外側・内側の光彩、アウトライン、ベベル/エンボス(内側・外側・エンボス・ピローの4種)、3D、カラーオーバーレイ、グラデーションオーバーレイ(線形・楕円・放射・円錐)。掛け外しが自由なので、ボタンやアイコンの立体感づくりに向きます。
第7章のピクセル側は、コスモスの写真で全編を進める。範囲選択は矩形・楕円・行・列・フリーハンドで、モードは新規・追加・除外・交差。選択ブラシは、なぞると境界を自動で見分ける。選択範囲の中しか塗れない、つまり選択範囲が保護の枠になることも体験させます。
ブラシの説明が面白い。ピクセルツールは角のある四角いスタンプの連続、ペイントブラシは円のスタンプの連続。間隔と流量を変えると「点の並び」が「筆らしい線」になって、流量にランダムなゆらぎを入れるとムラが、ウェットエッジで水彩のにじみが出る。覆い焼き、焼き込み、スマッジ、ぼかし、シャープといったレタッチ道具もここです。
筆の線の正体は、スタンプの連打。仕組みを一回分解して見せてもらうと、設定のスライダーが急に意味を持ち始める。ここは絵を描く人ほど読んでほしい。
第8章色補正はRGBの足し算と補色から
第8章は、いきなり補正に入らない。先に光の3原色をやる。画面の色はRGBで、混ぜるほど明るくなって3色で白。絵の具や印刷のCMYは、混ぜると黒に近づく。この理屈を、16進6桁の色コードで確かめさせる。2桁ずつR・G・Bに割り当てて、赤+緑=黄、と数字で追う。
さらに、ドーナツツールの開始角・終了角を60度ずつずらして6色の扇を作り、自作の色相環を写真に重ねる。図形ツールをそのまま教材に転用するの、うまい。
調整レイヤーは約20種類。レベル、露出、ホワイトバランス、HSL、自然な彩度、カラーバランス、白黒、ポスタライズ、しきい値、カーブなど。どれも不透明度とブレンドモードを持つ別レイヤーとして乗るので、後から弱めたり消したりできる。ソフト校正はFOGRAやJapan Colorでの印刷の見え方を画面で模擬するもので、書き出しには影響しません。
カーブの作例は6ページ分。山型で明るく、谷型で暗く、S字でメリハリ。チャンネル別に動かすと、上げた色が強まり、下げると補色(赤とシアン、緑とマゼンタ、青と黄)が出る。チャンネルミキサーは、赤い車だけを選んで緑出力に赤を足すと黄色い車、青出力に足すとマゼンタの車になる。色違いの商品画像づくりに効きます。
チャンネルミキサーは直感では扱えないから、先に足し算と補色を理解しろ、と著者は言う。これは順番の話だ。仕組みが入る前にスライダーだけ渡されても、人は触って混乱して終わる。
第9・10章書き出し形式の使い分けと対応形式
第9章のエクスポートペルソナは、花びらを選んでチャンネルミキサーで青とピンクに変え、スライスツールで2か所を四角く囲み、まとめてPNGで一括書き出しする作例。素材の切り出しに使う道具です。
形式の使い分けは、PNGがWeb向け、JPEGは写真、GIFは256色で軽い、TIFFは大きくWeb向きでない、PDFは印刷用にPDF/X-1a・X-3・X-4。PDFに書き出すと、アートボードがページになります。
第10章では、PSD・AI・PDF・SVG・EPS・FreeHand 9〜11を読み込めて、PSD・PDF・SVG・EPSで書き出せることを確認する。ショートカットはVが移動、Pがペンなど、Illustratorと共通のキーが多い。巻末の奥付は2016年7月の第2版です。
取引先から.aiや.psdが届いても開ける。小さな会社にとっては、機能表のどの項目よりも効く一行だと思う。
LESSONS明日から使える教訓
- まず1枚、最後まで作る主な機能は第2章のクイックツアーで一巡する。細部は、必要になった章で引けばいい。全部覚えてから作る、は順番が逆です。
- 後から直せる作りで描けコーナー、筆圧のグラフ、調整レイヤー、非破壊の切り抜き。どれも、いつでも弱めたり戻したりできる。クリエイティブ的にいうと、直せる前提で作り始めた瞬間に、試行錯誤のコストは一気に下がる。
- 行間は文字サイズの1.5倍から始めるベタ組みは読みにくい。24ptなら36pt前後を出発点にして、最後は目で決める。禁則や縦組みの話は当時の仕様なので現行版は別に確かめるとして、この数字はソフトが変わっても腐りません。
CONCLUSION俺の結論
結論。ソフトを覚えようとするな。まず1枚、作り切れ。第2章の表紙を最後まで作って、分からなかったところだけ、後ろの章で引けばいい。
そのとき、最初から完璧に決めなくていい。角は後から丸められるし、線の強弱は後から描き直せるし、色は後から弱められる。直せる前提で手を動かすと、失敗はただの途中経過になる。
画面は2016年のまま。でも、元を壊さず作るという考え方は、どのソフトに乗り換えても持っていける。この本からは、そこを持ち帰れば十分です。
NEWS関連ニュース
この本のテーマについて、最近話題になったニュースです。
Photoshop対抗の「Affinity」が無料化 写真・デザインなどアプリ統合
Canva傘下のAffinityが10月30日、プロ向けデザインアプリを無料化しました。従来は買い切り型の有料ソフトでした。写真編集、ベクターグラフィック、レイアウトを1つにまとめたオールインワン設計になり、対応OSはWindowsとMacで、iPad版は近日公開予定とされています。
この本とのつながり:本書は、月額課金への違和感から買い切りのAffinityを選んだ経緯から始まる。ベクターと写真を1本で扱う思想は変わらず、今は無料で試せる状況になった。ただし画面は大きく変わっている可能性が高い。
FOR YOUこんな人におすすめ
- 月額課金を避けて、チラシ・ロゴ・SNS画像・アプリ素材を自分たちで作りたい小さな会社の人
- ベクター系は初めてで、線の引き方・文字組・見た目の設定から、手を動かして覚えたい人
- 取引先から .ai や .psd が届く側で、開ける道具を探している人
合わないかもしれない人:現行版の最新の画面やメニュー手順を、そのままなぞりたい人。本書は2016年当時のMac版が相手です。
FAQよくある質問
『The Affinity Designer Instant Professional』は何が書いてある本ですか?
Mac版Affinity Designerの入門〜実務書です。ベクターとビットマップを1本で扱う仕組みと、ドロー・ピクセル・エクスポートの各ペルソナの使い方を、作品を作りながら学ぶチュートリアル形式で解説しています。
Affinity Designerとはどんなソフトですか?
ベクターとビットマップを1本のアプリで扱えるグラフィックソフトです。本書では、Draw・Pixel・Exportの3つのペルソナを切り替えて、イラスト、写真加工、書き出しまで行えると説明されています。
ペルソナとは何ですか?
作業の種類ごとに画面の道具一式を切り替える仕組みです。ベクター描画がDraw Persona、ビットマップ編集がPixel Persona、書き出しがExport Personaです。
どんなファイルを読み込み・書き出しできますか?
本書では、読み込みはPSD・AI・PDF・SVG・EPS・FreeHand 9〜11など、書き出しはPSD・PDF・SVG・EPSなどと説明されています。取引先から .ai や .psd を受け取る側でも開けます。
初心者でも読めますか?
読めます。想定読者にベクター系が初めての人が含まれており、線の引き方・文字組・見た目の設定から学べます。第2章のクイックツアーで、A5縦の作品を1枚作りながら主要機能を一巡する構成です。
日本語の文字組はきれいにできますか?
本書の時点では、日本語の禁則処理と縦組みには対応していませんでした。そのため、トラッキング、カーニング、手作業の字詰め、改行位置の調整、行間の順に整える手順が解説されています。現行版の仕様は別に確認してください。
印刷用とWeb用で、設定はどう変えますか?
新規作成の「種類」(印刷/プレスレディ印刷/写真/Web/デバイス)から選ぶと、寸法と推奨設定が揃います。CMYKやカラープロファイルを目的に合わせるのは、外部へ入稿するときや複数人で作業するときだけでよい、とされています。
写真の色を後から直せますか?
直せます。調整レイヤー約20種(レベル、露出、ホワイトバランス、HSL、カーブなど)を使えば、元の写真を壊さず、後から弱めたり消したりできます。
この本の著者は誰ですか?
桑原明さんです。博報堂で広告アートディレクターなどを務め、有限会社ゲームインデックス・ドット・ネットの代表です。奥付は2016年7月の第2版です。
現行版でも使えますか?
画面や名称は2016年当時のMac版のものなので、現行版とは違う可能性が高いです。手順をそのままなぞるより、機能の考え方を参照する読み方が向いています。
MONOGENIC伊丹谷のブログから
- ワクワクを失わないようにどのソフトを覚えればいいかと学生に聞かれ、正論で返して後悔した話。使って覚える本書の順番とつながる
- 連載:Think out the box vol.4 “ゼロイチ”失敗しながら進む、の話。後から直せる道具は、その失敗を安くしてくれる
本文は書き写さず、自分の言葉で紹介しています。内容に誤りがあれば、本でご確認ください。 当ページのリンクはAmazonアソシエイト(広告)です。詳しくは広告について。