説明するほど、標的になる。だから、分かってもらうのをやめる。
INTROどんな本か
家族、パートナー、上司、同僚。離れたくても離れられない相手から、言葉で攻撃され続ける。この本は、その関係の中にいる人のために書かれている。
著者はモラハラ対策カウンセラーのJoeさん。1976年生まれで、モラハラ関係の両親のもとで育った経験をもとに、離婚できない事情のある被害者に向けた「離婚しない」対策を、個人カウンセリングや講演で伝えています。SBクリエイティブから2019年3月15日に初版が出ました。帯が対象にしているのは、夫婦、恋人、家族、親戚、上司、同僚、友達です。
芯はこうだ。標的になるかどうかは、何をしたかより、相手の目にどう映るかで決まる。だから、説明、懇願、涙、説教で分かってもらおうとするのは、ほぼ逆効果になる。
これは性格の問題じゃない。関わり方の問題だ。学校のいじめと同じで、狙われるのは「いじめやすい役回り」に見えるから。だから役柄を変える、というのが著者の立場です。
俺は2024年に「七つの大罪」という記事で、嫉妬している相手には正論をぶつけるな、相手の感情は自分にはコントロールできない、と書いた。正論で数多の失敗をしてきた側の人間として、この本の「説明しない」という処方は、よく分かる。
示されるのは8つのステップです。心の中だけ悪人になる。相手の存在に無関心になる。反応、言葉、接点の三つを減らす。それを継続する。それでも止まらなければ、冷たい威圧感を出し、こっそり行動する。
目的は仕返しじゃない。自分の人生を取り戻すこと。愛と平和なら、平和が先。愛が戻らなくても、攻撃が消えるだけで生活はずっと楽になる、と著者は書いています。
先に、大事な前提を置いておきます。この本は家庭のモラハラを「離婚しない」前提で扱っていて、方法は著者の経験と相談事例に基づくものです。統計的な裏付けは示されていないし、すべての状況に効くとは限らない。身体的な暴力や身の危険、強い恐怖があるときは、試す前に専門の窓口へ。今すぐ危険なときは、110番と避難が先です。
その上で言う。これは言い返す力を磨く本じゃない。攻撃の的にならない関わり方を設計する本だ。分かってもらうことに使っていた力を、自分の生活を守ることに回す。その選択肢がある、と知るだけでも違う。
CHAPTERS章ごとの中身
プロローグ標的は、何をしたかより見え方で決まる
プロローグで、考え方の出発点が置かれる。攻撃される人は、何か悪いことをしたから狙われるのではない。相手の目に「攻撃してよい役回り」と映るから狙われる。説明する、懇願する、泣く、説教する。分かってもらおうとするこれらは、ほぼ逆効果だと言い切ります。
学校のいじめと同じ構造だ、とも書かれている。だから役柄を変える。口数を減らし、本心の読めない人として淡々と接すると、底の知れない怖さが出て、相手がためらう。著者はモラハラのある家庭で育った経験からこの手法を作ったとされ、感情を脇に置いて、望む結果につながる行動を淡々と取る「解決型」だと位置づけています。
体験談は2つ。1つ目は40代の主婦で、暴言の夫に、短い相づちと要件だけで応じ続けたら、夫のほうが機嫌を取るようになった。ただし、気を緩めると夫が強気に戻る揺り戻しもあった。2つ目は30代の会社員で、怒鳴る、手柄を奪う上司に対して、歩み寄りと細かい釈明をやめ、表情を引き締めた。上司は警戒し、やがて仕事を押し付けなくなった。ただ、別の部署に次の標的を見つけたらしい。
うまくいった話だけで閉じていない。この書き方は信用できる、と俺は思う。
序章理由は「弱い」と「有害」、そして平和が先
極意1は、いつも攻撃される理由の整理です。理由は2つある。反撃が怖くないと侮られる「弱い」と、相手の主観で決まる「有害」。有害と見なされる中身は、曖昧さに耐えられない人、価値観の違い、妬み、有能な部下を脅威に感じる上司など、さまざまだ。攻撃欲の強い人が相手を弱いと見たとき、実際の攻撃になる。八つ当たりだと認めたくないから、有害性をでっち上げる。媚びると「弱いくせに要求が多い」と映って、両方が強まる。自分が本当に有害かを判定する必要はなく、印象を変えればいい、というのが著者の立場です。
極意2は、攻撃する人の2段階。攻撃欲が強いだけの型は、STEP1〜6で数か月から半年ほどで収まるとされる。支配欲も強い型は、根に去られる恐れと自信のなさがあり、変化がなければSTEP7〜8も足す。極意3は、常に攻撃される関係では、理解を求めること自体が有害性のサインになる、という指摘。相手は分からないのではない。分かりたくないのだ。
分かってもらう願いを手放す。冷たく聞こえるけど、これは自分を守る順番の話だと思う。
極意4は、愛と平和なら平和が先。国際関係のたとえが使われます。攻撃してくる夫を愛し続ける、上司を尊敬し続けるのは異常事態で、愛が戻らなくても、攻撃が消えるだけで生活はずっと楽になる。極意5は、攻撃されなさそうな人を手本に真似ること。身近な人でも芸能人でもドラマの人物でもいい。強そうな人は攻撃的に映って逆効果で、目安は無表情、穏やか、起伏がない。極意6は、変化はクイズ番組の「少しずつ変わる画面」のように、気づかれない速さで進めること。急変は反抗と受け取られ、攻撃の口実になる。
第1章心の中だけ悪人になり、存在に無関心になる
STEP1は、悪いことをするのではなく、悪人の意識を内に持つこと。傷つくのは「きちんとした人でいるべき」という思いがあるからで、いい人の意識を外せば罪悪感も出ない。必要なのは平和を作る意志だけで、有能な外交官のように冷静に任務をこなす。夫の嫌いな物を出す、上司に突っかかるといった実際の嫌がらせは、有害性を倍にして逆効果だと、はっきり否定しています。
人物像の指定が具体的だ。女性なら「エレガントな悪人」、男性なら「ダンディな悪人」。丁寧だが隙がなく、従属せず、内側に読めない強さを持つ。以降のステップは健全な関係ならあり得ない不誠実さだけれど、先にあり得ないことをしているのは相手のほうだ、と著者は言う。どれも「しない」型の消極的な方法で、戦いが苦手な人でも使える。
STEP2は、信長、秀吉、家康のホトトギスにならって、「そういうホトトギスだ」と受け入れること。肩書きへの期待は、すでに裏切られている。一度は本音で話していい。届かなければ、相手ではなく状況を変える。邪魔になるのは憎悪、承認欲求、罪悪感で、見せれば弱さと有害さの宣伝になる。我慢して抑えるのではなく、元である関心を手放す。俺が2025年に「期待値のズレ」で書いた、他人はコントロールできないと腹を括れ、という話とほぼ同じ構造です。
ただし、無関心は相手の「存在」に対してだけ。攻撃にまで無関心になると、黙って耐えることになる(軽トラックのたとえが出てきます)。実害には冷静に対処し、自分の言動と相手の攻撃の因果を観察する。地雷の位置が分からない「なんとなく怖い」状態が、いちばん身動きを奪う。攻撃してくる人は「吹き出物」で、必要な手当て以外は触らず、愛着も依存もしない。
第1章反応はゼロでなく「最低限」に減らす
STEP3が基礎編の仕上げです。本当の自分は、攻撃してくる相手にだけ見せない。無計画な怒りは人間性をさらけ出して、「弱者の有害行為」と映り、攻撃を増やす。反応は相互的だから、こちらが減らせば相手も減る。
いちばん避けるべきは、限界を見せること。号泣、落胆、爆笑といった感情の振れ幅も、実行しない「出て行く」「辞める」の脅しも、媚びて許しを乞うことも、どこまで揺さぶればいいかを相手に教えてしまう。実行しない最後通告は、限界を知らせるだけ。これは交渉の場でも、そのまま通る話だ。
とはいえ、完全な無表情は不自然で、反撃のサインと取られるので勧められていない。普通に反応しつつ、極端に振れない。感情を平らにするのは「操れる」と把握させないためで、普段大笑いする人が攻撃で縮むと、その落差が効き目の証拠になる。表情の目安表まであって、普段は口を閉じた微笑み、叱られたときは「無念そうな顔」が基本です。
キーワードは「最低限」。職場の例では、私語は控えて挨拶は明るく、余計な仕事は引き受けない、呼ばれてもゆったり振り向く(リスでなくライオン)、終業後は早く帰る。淡々とすることは目的でなく、自分の人生へ向かう手段です。最初は相手が攻撃を強めることもあるが、続ければ「攻撃しても面白くない、不気味な人」に変わる。大変なのは「最初の1歩」だけだ、と章は閉じます。
第2章言葉を減らす、場面別12の返し方
第2章は、戦わないで勝つための逆転ルール。STEP4は言葉を減らすことです。攻撃のきっかけの多くは会話にある。だから切り返しを磨くより、会話を減らして早く終える。ただし完全な沈黙は無視、つまり敵対と取られるので、「寡黙な人」として関わる。沈黙に慣れると考える余裕ができ、揚げ足を取られる材料も減る。
早口で即答させる攻撃者には、ずれた反応や、わざとゆっくり話すことでリズムを崩す。話すなら、短く、穏やかに、言い切る。語尾を濁す、笑ってごまかす、は弱く見える。
場面別の対処は12種。嫌なことを言われたら意味深な沈黙。濡れ衣は短く否定して、説明を重ねない。言い分は結論だけで、分かってもらおうとしない。意味不明なことを言われたら、即答せずまず黙る。無視されたら、期待せず淡々と話しかけ、傷ついた顔も強がりも、再開できたときの安堵も見せない。怒鳴られたら目線を落としてやり過ごす。ネチネチ言われたら、「理解したが納得はしていない」調子の相づちで終える。
謝り方の型が鋭い。平謝りは優位を渡してしまうので、相手向きの「申し訳ない」でなく、自分向きの「無念」の態度で先に悔しがり、再発防止策を添える。断るときは「できない」と自分の都合だけを言い、代案は出さない。ほめられたら、短く礼を言ってすぐ離れる。攻撃者をほめるなら、意外な点を、人柄ではなく行動を、短くクールに。
言葉は、多いほど掴まれる。少ないほど、掴まれない。この章が言っているのは、それだけだと思う。
第2章接点を減らし、一貫して続ける
STEP5は接点を減らすこと。まず「夫婦は一緒に過ごすべき」という思い込みを外す。同じ空間にいなければ攻撃されない。単純だけど、いちばん確実な理屈です。空間、時間(寝起きや食事の時間をずらす)、心理(寝室や食器を分ける)の3つの境界線を、口実を与えないように徐々に引く。上司とも、出退勤や昼食の時間を合わせるのをやめる。
動き方は「スッと現れ、スッと消える」。小走りは怯えて見えるのでNG。攻撃の理由はこちらが与えた情報から作られるので、行き先や相手は言わない。報連相も最小限にして、伝えない範囲を前もって決めておく。家でマスクをして表情を隠す、という例まで出てくる。
STEP6は継続です。相手は「あなた=攻撃対象」と固定しているから、説得は無駄。人柄ではなく関わり方だけを、弱くも有害でもないキャラに変える。最重要は一貫性で、効果が出るまで数日から半年以上。元に戻るとやり直しになる。突破用の言い訳として、命に関わらない持病(腰痛や偏頭痛など)を設定して使う、という助言もある。キレてしまったら、すぐ元通りでも怒り続けるのでもダメで、1〜2日、まだ怒っているか分からない余韻を残してから静かに戻る。モヤモヤした日は、翌日さらに口数を減らして、許していない空気を出す。
事例は、何でも夫に相談しては攻撃されていた妻。自分で決めて「こうするから」と伝えるようにしたら、攻撃が止んだ。戦って勝ったのではなく、関わり方の変化で立場が逆転した。攻撃が止んでも元には戻らず、別グループのクラスメイト程度の距離で平和に共存する。愛情の回復は期待しない。それでも止まらないなら、支配欲も強いタイプだ。
相談をやめて、決めてから伝える。順番を変えただけで、立場が入れ替わる。これは性格ではなく、関係の構造の話だと俺は読んだ。
第3章冷たい威圧感と、こっそり自分の人生へ
STEP1〜6でも止まらない相手が、支配欲の強いタイプ。著者はこの支配欲を、責任や苦痛を肩代わりさせるために手元に置く「引力」と説明します。押し返すには、熱さ(説得や怒声)ではなく冷たさで威圧する。これがSTEP7。やるべきことはやり、雰囲気だけ冷めている。合言葉は「冷たく・短く・穏やかに・言い切る」。
技の例が細かい。片方の口角だけで笑って、すぐ真顔に戻る。ハニワのような「キョトン顔」で考えを読ませない。沈黙を量産し、話すときは棒読み。支配は相手の考えが読めて初めて成り立つから、「不気味な怖さ」を意図して出す。平和共存の質は落ちるが、まず支配から抜けるのが先、と割り切っています。
STEP8は、こっそり行動すること。メソッドは準備で、本当の人生は平和が来てから始まる。教育学者の齋藤孝氏の座右の銘「単独者として門をたたく」を引いて、依存せず一人で立つ心構えを説く。攻撃される人は拠り所が一つに偏りがちなので、相手のいない世界で夢中になれる趣味や仕事を持つ。会社員も指示待ちの依存から抜けて、会社に雇われた個人として動く。依存のない状態は、「ただ、いればいい」。
相談するのを基本としてきた関わり方を逆転させ、相談しないのを基本にする。支配欲の強い人は自立の兆しを妨害するので、やりたいことは、黙って実行に移す。ただし「ギャフンと言わせたい」気持ちが残っていると、怪しい空気が漏れて攻撃が再燃する。目的は仕返しでなく、平和です。
ひとつだけ足しておく。俺は2021年に、自立とは人を正しく頼れることだ、と書いた。攻撃してくる相手に相談しないことと、誰にも頼らないことは別物だ。信頼できる人や窓口には、ちゃんと頼っていい。
注意この本を使う前の前提と限界
根拠は、著者の相談経験と体験談です。統計的な裏付けは示されておらず、すべての状況に有効とは限らない。本書は家庭のモラハラを「離婚しない」前提で扱っていて、仮病を使う、「こっそり」動く、といった方法には、やや操作的に感じられる面もある。
身体的な暴力や身の危険がある場合の相談先は、本書では触れられていません。そうした状況では、このメソッドを試す前に、専門の窓口や公的な相談先に連絡するのが先です。
俺は、この本は「相手を変える本」ではなく「自分の見え方と関わり方を点検する本」として読むのが、いちばん役に立つと思う。逆向きに読めば、自分が部下や家族に、指示待ちや時間合わせを求めていないかを見直す材料にもなる。
LESSONS明日から使える教訓
- 説明を重ねず、短い要件だけ返す理不尽な上司や取引先には、一定の調子で短く返す。断るときは自分の都合だけを言い、代案は出さない。俺は、この「説明しない」という選択肢を持てること自体が、まず大きいと思う。
- 実行しない最後通告は、口にしない実行しない「辞める」「出て行く」は、限界を知らせるだけになる。言うなら、実行できることだけ。交渉的にいうと、空の脅しは手の内を全部見せるのと同じです。
- 拠り所を一つに絞らない拠り所が一つに偏ると、攻撃されやすい。相手のいない世界で夢中になれる趣味や仕事を持っておく。逃げ場が複数あるだけで、人はだいぶ折れにくくなる。
CONCLUSION俺の結論
結論。分かってもらうのを、やめる。それは負けじゃない。攻撃の的から外れるための、最初の判断だ。
明日からやることは小さい。説明を一つ減らす。返事を短くする。顔を合わせる時間を少しずらす。急には変えず、気づかれない速さで、一貫して続ける。
そして、身の危険を感じるなら、この本より先に窓口へ。愛より平和が先、という著者の順番は、そこでも同じだと俺は思う。自分の人生を取り戻すための本として、静かに手元に置いておいてほしい。
NEWS関連ニュース
この本のテーマについて、最近話題になったニュースです。
令和7年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案等、児童虐待事案等への対応状況について
警察庁生活安全局が令和8年3月19日付で公表した資料です。配偶者からの暴力事案等の相談等件数は令和7年に98,289件で、前年から3,352件(3.5%)増えました。保護命令違反の検挙も88件で、前年より19件増えています。
この本とのつながり:言葉の攻撃を含む配偶者間の暴力について、警察への相談が増えていることを示す公的な統計です。本書の方法だけに頼らず、公的な窓口を使う手がある、という前提の確認になります。
配偶者暴力相談支援センターにおける相談件数等(令和6年度分)
令和6年度に全国317か所の配偶者暴力相談支援センターが受けた相談は、延べ127,796件でした。相談した実人員は74,640人で、相談件数では電話が84,217件で、約3分の2を占めます。内閣府が開設するDV相談プラスにも、同じ年度に45,858件の相談が寄せられています。
この本とのつながり:離れられない関係の悩みを、公的な窓口に相談している人が多数いることが分かります。本書のステップを試す前後に、こうした窓口を並行して使うことができます。
FOR YOUこんな人におすすめ
- 家族や職場など、距離を置きにくい相手からの言葉の攻撃に悩んでいる人
- 説明しても分かってもらえず、消耗しきっている人
- 自分の反応が相手を調子づかせていないか、一度点検したい人
合わないかもしれない人:身体的な暴力や命の危険がある人。その場合は、この本の方法を試すより先に、専門の窓口へ連絡してください。
FAQよくある質問
『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』はどんな本ですか?
モラハラ対策カウンセラーJoeさんによる、離れられない相手からの攻撃を静めるための本です。反応・言葉・接点を減らす8つのステップが紹介されています。
「悪人として接する」とは、実際に悪いことをするのですか?
しません。悪人の意識を内に持つだけで、嫌がらせなどの実害を与えることは逆効果だと本書は述べています。目的は仕返しではなく、自分の人生を取り戻すことです。
モラハラの被害にあっているとき、この本だけで対処していいですか?
実害があるときは、本書の方法だけに頼らず、自治体の配偶者暴力相談支援センター、警察、弁護士などの専門窓口に相談してください。今すぐ危険なときは、110番通報や避難が優先です。
モラハラで攻撃される人には、どんな理由があるのですか?
本書は、反撃が怖くないと侮られる「弱い」と、相手の主観で決まる「有害」の二つを挙げています。何をしたかより、相手の目にどう映るかで決まる、という考え方です。
8つのステップとは何ですか?
悪人として接する、無関心になる、反応を減らす、言葉を減らす、接点を減らす、継続する、冷たい威圧感を出す、こっそり行動する、の8つです。順に積み上げていく構成です。
攻撃されたとき、どう話せばよいですか?
話すなら「短く、穏やかに、言い切る」が基本です。語尾を濁したり、笑ってごまかしたりすると弱く見える、とされています。会話そのものを減らすことも勧められています。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
本書は継続が最重要だとし、効果まで数日から半年以上かかるとしています。攻撃欲が強いだけの型は、数か月から半年ほどで収まるとされます。個人差があり、保証はありません。
職場の上司や同僚にも使えますか?
帯は、夫婦、恋人、家族、親戚、上司、同僚、友達を対象にしています。短い要件だけの返答を一定の調子で続ける、などは職場でも使える考え方です。
この本の批判や注意点は?
根拠は著者の相談経験と体験談で、統計的な裏付けは示されていません。仮病を使うなど、やや操作的な提案もあります。身の危険がある場合の相談先には触れていないため、別途、専門窓口を確認してください。
MONOGENIC伊丹谷のブログから
- 七つの大罪嫉妬している相手からは離れる、正論をぶつけない、相手の感情はコントロールできない。説明しないという処方と重なる
- 人生の苦しみは「期待値のズレ」から生まれる。他人はコントロールできないと腹を括る。無理な期待には線を引く。STEP2の無関心とつながる話
- 連載:Think out the box vol.2 “仕事”自立とは、人を正しく頼れること。STEP8の「単独者」を読むときの補助線として
本文は書き写さず、自分の言葉で紹介しています。内容に誤りがあれば、本でご確認ください。 当ページのリンクはAmazonアソシエイト(広告)です。詳しくは広告について。